代表者ごあいさつ

「五味調和」

私の人生にとって切っても切れない言葉です。

東京築地の「つきじ田村」の玄関にあるこの四文字、その下を頭を低く下げて通り、料理の道に入門しました。

「五味」とは、甘い、酸っぱい、苦い、辛い、鹹い（塩辛い）。

料理は「はかりおさめる」と書きますが、五行、五色、五感、五法があり、この五つの織りなすハーモニーを常に念頭に置きながらお料理させていただいております。

姫路に帰省し、父に師事して拾余年、季節で彩り豊かに変わる材料のよさを損なわないように、材料と向き合い、材料と相談しながら、適材適所に料理を提供することを教わりました。

食材と調和し、ひとつになることは、お客様との調和にも繋がると信じております。

大切な人と過ごす時間、かけがえのない家族や仲間と共に過ごす時間、料理と人との調和を通して、そんな素敵な時間を過ごせるお店を心がけております。

「美味しかった！」「ごちそうさま！」のお声と笑顔が私たちの一番の生き甲斐です。

食べ放題、飲み放題の大手チェーン店の真似はできませんが、量販店ではないからこそできる「おもてなし」が生松にはあります。

お客様の最高のお時間がよりよいものになりますように、大切な人と大切な時間を過ごしに生松にいらしてください。

旬の懐石料理で感動をお贈りいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二代目主人　網干盛志